只見町ブナセンターは、「ブナと生きる、雪と暮らす、奥会津只見の挑戦」と題する只見町第六次只見地域振興計画を具体化するための中核的組織として2007年に発足。
主要な目的
- 只見地域の豊かな自然環境、野生生物を保護・保全し、次世代に引き継ぐ。
- 只見の自然環境と野生動物、それらと深く結びついた住民の伝統的な生活・文化を調査研究し、その実態を明らかにする。
- 調査研究で集積された資料・情報を付属施設で展示、解説する。
- 環境教育や研修の場としても活用を図る。
- 只見の自然環境や伝統文化に関する情報を広く提供し、町内外の人的交流を促進する。等
主要な活動
- 自然環境の保全と野生生物の保護活動
越後三山只見国定公園を所管する福島県自然保護課に協力し、国定公園内の自然環境の保全と野生 動物の保護活動に協力する。また、林野庁が設定する「奥会津森林生態系保護地域」の目的を達成するための活動に協力する。さらに、只見町全域における豊かな自然環境の保全と貴重な野生生物の保護にあたる。 - 自然環境の調査・研究活動
只見町ブナセンターは、只見町内の自然環境、野生生物、生活文化の基礎的研究を独自に進める他、只見町の設ける「調査研究助成制度」(「自然首都・只見」学術調査研究助成金)を通じ、大学・研究機関との連携を強化し、只見町の学術調査・研究の拠点化を図る。 - 博物館活動
只見地域の自然環境、野生生物、生活文化に関する資料収集を図り、これらを付属施設の「ただみ・ブナと川のミュージアム」および「ふるさと館田子倉」において、展示・解説する。 - 教育・研修活動
只見地域の自然環境や野生生物の価値や保護の重要性、その活用などに関する住民、来訪者の理解を得るため、「ブナセンター講座」や「自然観察会」を実施する他、そのために講師の派遣も行う。 - 情報提供、交流活動
ブナセンターのホームページ、ニュースレター等を通じ、只見の自然に関する情報や、その保護・ 保全、利活用に関する情報を積極的に提供・発信すると共に、各行事を受け入れ、また主催する。
付属施設
- ただみ・ブナと川のミュージアム
- 旧田子倉集落民俗資料館 ふるさと館田子倉
刊行物
- 只見の自然 只見町ブナセンター紀要
- 企画展解説シリーズ
- 只見町フィールドガイド
- 只見町ブナセンターだより 等