自然首都・只見  


過去の企画展について


平成23年度 ・ 平成24年度 ・ 平成25年度 ・ 平成26年度 ・ 企画展パネルの 貸し出しについて

 
平成26年度


■絶滅危惧種ヒメサユリのすべて

梅雨から初夏にかけて、只見町のあちこちで薄いピンク色のかわいらしいヒメサユリの花を目にすることができます。ヒメサユリは浅草岳山頂の雪田草原や雪食地形のガレ場、スキー場や茅場の周辺など多様な生育環境に生育します。只見町にいるとどこでも出会える植物のように思えますが、実はヒメサユリの分布はごく狭い範囲に限られています。会津地方、それと隣り合う新潟県の山間部、山形県、宮城県南西端部の豪雪地帯だけでしか見ることができません。
 なぜ、ヒメサユリは深い雪の中で生きていくのでしょうか?多様な環境で、どのように生きていくのでしょうか?絶滅危惧種に指定されていますが、今後、ヒメサユリはどうなるのでしょうか?

 ヒメサユリの生活史や個体群の維持のしかたを明らかにしながら、これらの疑問に答え、保全の方法について考えます。また、私たち人間とユリとの関わりについても振り返ります。

絶滅危惧種ヒメサユリのすべて.pdf パネル枚数:35枚 ※最初の5枚のみ閲覧できます。 

■ユネスコエコパークが描く只見の未来

 平成26年6月、ユネスコの第26回MAB(人間と生物圏)計画国際調整理事会において、只見町と桧枝岐村の一部がユネスコエコパークに登録され、只見ユネスコエコパークが誕生しました。

 ユネスコエコパークとは何でしょう。ユネスコのMAB計画は、人と自然との共生の実現を目的として、様々な条件を満たした地域を、生物圏保存地域(ユネスコエコパーク)として登録しています。
 具体的には、ユネスコエコパークは人と自然との共生を実現するために、@自然環境の保護・保全、A調査研究・人材育成、B地域資源を持続可能な形で利活用した地域経済の発展(地域振興)の3つの目標を柱としています。

只見町では、昔から受け継がれてきた豊かな自然環境と、それをよりどころとした伝統的な生活・文化が今も色濃く残されており、持続可能な自然資源の利活用が自然な形で行われてきました。現在はそうした文化をもとに、「自然首都・只見」伝承産品ブランド化支援補助事業や只見町公認自然ガイドの研修など、地域の資源を活かした地域活性化をはかっています。

 ユネスコエコパークの解説を行うとともに、只見町での取り組みや只見町以外の国内のユネスコエコパークについて紹介します。

ユネスコエコパークが描く只見の未来.pdf パネル枚数:34枚 ※最初の5枚のみ閲覧できます。 

■只見の天然資源とその利用

 只見町は、町の総面積の約9割が山林原野で、人の住んでいる地域は1割にも満ちません。人々は、只見川・伊南川およびその一部支流にそった氾濫原、河岸段丘の平坦地に集落を作り、周囲に田畑を作り耕し、農業を基盤とした生活を営んできました。こうした地域の生活を支えるものとして、周辺の山林原野、河川からの天然資源は重要な役割を果たしています。歴史的に只見地域に住む人々は、こうした天然資源を巧みに利用し、深く依存して生活してきました。またこうした資源が多雪の自然環境によって育まれてきたことも忘れてはいけません。

 2014年、只見町はユネスコエコパークに登録されました。只見ユネスコエコパークの誕生は、自然環境とそれをよりどころとした地域の生活・文化が評価された結果です。しかし、こうした独自の発展を遂げた生活・文化も社会経済の現代化に伴い、急速に失われつつあります。
 現在、只見町は、ユネスコエコパークの制度を活用した地域振興に取り組んでいます。それは、したがって、極めて重要な課題なのです。

  この企画展では、只見の天然資源とその利用に焦点をあてました。天然資源の伝統的かつ持続的な利用は、まさしく只見の豊かな自然環境と生物多様性を守りつつ、自然環境を持続可能な形で利活用し、地域の社会経済的な発展を目指す道しるべとなるものです。いいかえれば、ユネスコエコパークの理念の実現の手がかりでもあるのです。

只見の天然資源とその利用.pdf パネル枚数:43枚 ※5枚のみ閲覧できます。 


 
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