自然首都・只見  


過去の企画展について


平成23年度 ・ 平成24年度 ・ 平成25年度 ・ 平成26年度 ・ 企画展パネルの 貸し出しについて

 
平成24年度


■「自然首都・只見」展

 只見は、多雪環境とそれにより形成されてきた自然環境の中で、独特の地域社会や歴史・文化を育んできました。西側を険しい越後山脈にさえぎられ、交通の便が悪く、会津地方の中心地、会津若松からは80kmも離れ、物流も限られていました。

 その結果、流入する中央の文化や技術などは大切にされ滞留するため、吹き溜まり現象が生まれ、貴重な歴史・文化遺産が生きた形で残されてきました。新しいものを積極的に取り入れていく中で、古いものであっても地域の生活にあえば、そのまま残し活かしてきた歴史の結果とも言えます。

 只見町の豊かな自然環境と、それをよりどころとした歴史・民俗・文化を多くの方々に広く紹介するとともに、只見町を知ってもらい、訪れるきっかけとしていただきたいと考えます。

「自然首都・只見」展.pdf パネル枚数:23枚 ※最初の5枚のみ閲覧できます。 

■只見の川と水辺の生き物たち

 福島県只見町には、雪崩により削り取られた急峻で複雑な地形が連続する、広大で原生的な自然環境・森林地帯が存在します。その中を無数の細流が集まる自然度の高い河川が流れ下り、やがて只見町の主要河川である伊南川、そして只見川へとつながります。この河川とその周辺の水辺には、渓流魚や両生類をはじめとして様々な生き物が生息し、地域の豊かな生物多様性を形成しています。なかには、貴重な野生生物種も生育・生息しますが、なによりも、種類が豊かであり、圧倒的に個体数が多いことが只見町の特徴です。
 これら川と水辺の生き物たちは、地域に暮らす人々にとっても身近な存在です。ヤマメやイワナ、ウグイなどの魚は重要なタンパク源として地域の食文化に深く結び付き、カエルやサンショウウオは、環境の健全性を指標するものです。

 只見町の川や水辺に生息する生き物を紹介し、知ってもらう事で身近な生き物や自然環境に興味を持つきっかけとしていただきたいと考えます。

只見の川と水辺の生き物たち.pdf パネル枚数:31枚 ※最初の5枚のみ閲覧できます。 

■つる植物の生態と利用

 つる植物は、厄介な存在として邪魔者扱いされますが、一方で興味深く有用な存在でもあります。つる植物に巻きつかれ、覆われた樹木は痛々しく林業被害は深刻となります。藪を横切る際は、茨の刺に悩まされるばかりでなく、つるに足を取られ行く手を阻まれる極めて厄介な存在です。しかし、つる植物は、森林生態系において重要な構成要素であり、その存在なくしては自然の姿とはいえません。

 つる植物の中には花が美しいものがあります。その独特の形や果実の色は、生け花に使われ生活に彩を添えることもあります。そして、秋には多くの実りをもたらしてくれます。
そのほか、つる植物は、カゴ編みの材料となるなど、只見に暮らす人々の生活に様々な形で利用されてきた有用植物でもあります。

 只見町の代表的なつる植物や世界の変わったつる植物の紹介のほか、つる植物が森林生態系に及ぼす影響や、只見町での利活用などについて紹介・解説しています。

つる植物の生態と利用.pdf パネル枚数:35枚 ※最初の5枚のみ閲覧できます。 

■只見町の巨樹巨木

これまでに只見町教育委員会が行った巨樹・巨木調査によって編集された「会津只見の自然・植物編」(2001年)および「只見町巨樹・巨木番付」(2004年)がありますが、その後、枯死が確認されたものや、新たな巨木が発見されるなど見直しをする必要がありました。

 この企画展は、先の調査を参考としながら、再度、巨樹・巨木を確認し、撮影、再測を行った上で、新たに確認した巨樹・巨木を追加し、まとめたものです。ここでは、巨木の大きさに注目するだけでなく、樹種として大きな固体を取り上げています。その多くは、比較的、人里に近く、アクセスが容易なものを中心に掲載し、奥山に存在する巨樹・巨木については最小限にとどめました。

 この企画展を通じて、只見町の巨樹・巨木の圧倒的な存在感を楽しんでいただければ幸いです。

只見町の巨樹・巨木.pdf パネル枚数:44枚 ※最初の5枚のみ閲覧できます。 


 
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