自然首都・只見  


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■只見の外来生物

外来生物は、人間活動に伴って侵入、分布域を拡大し、在来生物の生育・生息を脅かします。只見町は奥山に位置するため人の行き来が制限され、また、外来生物を導入あるいはその侵入拡大を促進するような、大規模な開発行為や産業活動が行われてきませんでした。そのため現時点では、定着している外来生物の種類・個体数は共に他地域と比べ少なく、その影響も小さいため、地域固有の生物相が保全されています。

 多雪地帯である只見町には、この地域固有の自然環境及び生物相があり、それらは地域住民の生活基盤として守られるべきものです。

 近年、道路状況が改善されて物流が拡大するのに伴って、只見町にも少しずつ外来生物が侵入、拡大し、その影響が増しつつあります。今、只見町固有の生物相を守るために、そして、地域住民の生活を守るために、外来生物についての正しい理解と分布拡大を防止する行動が求められています。この企画展では、外来生物を理解するために必要な生態の情報と、只見町の外来生物の現状及び影響を紹介し、それに対する対策を提案します。企画展を通して、外来生物を防ぐために私たちにできることを考えていただき、只見町本来の自然環境や野生動植物の大切さを理解していただければ幸いです。

只見の外来生物.pdf パネル枚数:30枚 ※最初の5枚のみ閲覧できます。 


 
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